パソコンが得意だし、人に教えるのが好きだからパソコンの先生になりたいな~と思っている人に向けて、どうやったらインストラクターになれるのかっていうお話と、一日の業務の流れを、私の実体験から説明していくね!
この記事の信頼性
私がパソコンのインストラクターを目指したのは、大のパソコン好きだからです。
看護師の専門学校に通っていた時、提出物を当時は手書きで出すのが普通だったのですが、先生に許可をとり、パソコンでレポートを作成したり、学校の思い出をムービーにして販売したり(笑)していました。
パソコンといえば私みたいな存在になっていたので、友達からパソコンに関する質問が来て、それにこたえるのが楽しかったので、それがきっかけでインストラクターに転職しました。
どのようにしてインストラクターになったのかと、取得した資格、具体的な仕事内容について、私の経験を元にお話ししていきます。参考になれば嬉しいです。
インストラクターになるまでに、わたしが取得した資格
わたしがインストラクターになろうと思い立ってから取得した資格は以下の2つです。
- Microsoft Office Specialist Excel 2010
- Microsoft Office Specialist Word 2010
最低限この2つは取得しておくことをオススメします。
なぜなら、私と同じようにパソコンが好きな方なら、ある程度オフィスソフトは「自己流」で使えると思います。
そして「自己流」だからこそ、基礎を意外と知らないから、実際まわりくどいやり方で操作してしまっていたりすることがあるんです。
私も実際、このMOS資格の勉強を始めてみると、「あ、この知識は知らなかった!」という気づきを得ることが多くありました。
自己流でやっている操作(もしかしたら遠回りなやり方)を、誰かに堂々と教えるなんて、できないですよね。
だからこそ、基礎を見つめなおすという意味も込めて、インストラクターを目指すなら、MOS資格の取得をオススメします。
受験料は?勉強期間は?
MOS試験の受験料ですが、難易度によって料金が異なります。
標準の一般レベルと、エキスパートの2種類ありますが、とりあえず一般レベルで大丈夫です。
一科目あたり10,780円(税込)ですので、2科目とると21,560円(税込)です。
エクセルもワードも、自分なりに触っている人なら、1科目あたり2週間ぐらい(1日1~2時間程の学習)で取れると思います。
試験も随時やっていますので、周辺のパソコン教室に問合せし、試験日を調整すると良いでしょう。
MOS資格について詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。
どうやってインストラクターになったか
私はコンビニなどに置いてある無料の求人誌でパソコン教室の募集を見つけました。
募集していた教室は、家から距離のある教室で通勤が大変かなと思ったのですが、フランチャイズなので、実際採用をいただいてから、別の教室に移動させてもらえました。
なので、もし希望の場所ではなかったとしても、フランチャイズであれば、一度問い合わせてみて、近くの教室で働けないかどうか相談してみると良いと思います。
採用されてから実務経験に慣れるまで
このような流れで実務に慣れていきました。
- 教室の教材(ビデオ教材でしたので)を約1カ月間、朝から夕方まで無給で学習
- 少しずつインストラクターとして見回り、生徒さんの質問の応対
- 生徒様カルテの書き方・帳票の付け方を学習
- 電話応対の練習
- 体験レッスンを受けに来られた方に入会案内のノウハウを学習。
何度もロールプレイングを行う - すべての業務を行う
勉強期間含め、大体2~3か月で全ての業務を行いました。
※もちろんこれは就業先の会社によって異なりますので、あくまで参考にしてください。
パソコンインストラクターの業務内容
前項の実務に慣れるまでの流れで出てきた内容と重複しますが、まとめるとこんな感じです。
バイト・パートスタッフ共通の業務内容
パソコンインストラクターは、主に30代~40代の主婦層のバイト・パートスタッフが多くいます。
- 生徒さんのレッスン対応
- 日報やカルテなどの帳票作成業務
- 電話対応(主に生徒さんのご予約変更の対応・体験レッスンの申し込みです)
- 体験レッスンのご案内・入会案内
- 教室内・外の装飾(キャンペーン開催時はキャンペーン一色に装飾)
管理職の業務内容
わたしの会社では、社員は大体教室の店長職をまかされていました。
管理職としてしていた業務がこちら
- 本部報告用の月間資料の作成
- 店長会議への出席
- 他教室への応援
- 新人スタッフへの研修
- 売上管理
- 教材発注
パソコンインストラクターは楽しい?
一言で言うなら、接客が好きな人なら、楽しいお仕事です。
パソコンスキルはもちろん、営業スキルも身に就くので、転職でわりと有利です笑
パソコンが好き、というより「人が好き」
という方に全力でオススメです。
わたしの視点からパソコンインストラクターという職業の良いところと悪いところをまとめると、こんな感じです。
良いところ
- 自分が案内した講座を受講して、生徒さんが成長していく様子を見ていけるのが楽しい
- 「先生が居る時に予約したい!」と言って下さり自分のファンになってくれることが嬉しい
- 差し入れなどを持ってきていただけることがある笑
- 生徒さんが困っている時、どう説明すれば分かってもらえるかを常に考えるので、自分のスキルがアップする
悪いところ(好きではなかったところ)
- フランチャイズ展開している教室勤務だったので、エリア統括マネージャーの監視が当然はいる。生徒さんの継続率や売り上げについて意識しないといけない
- ポスティングやハンディングを全て自分たちで作成して、行っていた
(夏のポスティングつらい;) - 100回同じ質問でも、もちろん笑顔対応だが、同時に複数の生徒さんからそれをされたとき心が折れそうになった笑
- フランチャイズだと、生徒さんの授業では扱っていない質問への対応に制限があり、自分の中で満足いく対応ができず、モヤモヤするときがあった
まとめ
これからインストラクターへの就職/転職を検討されている方、参考になりましたでしょうか。
パソコンを教えることだけが業務ではありません。
なので、パソコンの知識を持っている人が優秀なインストラクターではありません。
こんなこというとパソコン教室大丈夫か?と思うかもしれませんが、私が知っているスタッフに、オフィスソフトをほぼ使ったことが無い人がいました。
しかし、その人は生徒さんにとても人気で信頼を得ていました。
その理由は、生徒さんとの関係を深く築けていたからです。
生徒さんが本当にしたいと思っていることに耳を傾け、適切な講座案内をしていました。
いかに生徒さんの気持ちを汲むことができるかが、大事です。
なので、一度きりの関係ではなく、深く継続して人と関わりたいという方に、パソコンインストラクターの職業はピッタリだと思います。
パソコンの知識は、それから身につければ挽回できますからね。
是非参考にして頂けると幸いです。
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