入力が遅い、入力間違いが多いと悩まれている方多いと思います。
実際インストラクターをしていたとき、タイピング速くしたいです、という目的で来られる方も多くいらっしゃいました。
そこで、わたしが生徒さんにお伝えさせて頂いたタッチタイピングを習得する方法を、超具体的にお伝えします。
この記事の信頼性
今回の記事は下記の目的の人を対象に書いた内容です。
正確な指で、正しいタッチタイピングを習得したい
ちなみに、この方法を実践された70代の女性は、レッスン中、手元を見ずに入力ができるようになり、パソコンを楽しめるようになりました。
タッチタイピング習得までの流れ
これから、下記の流れで実践練習していきます。
- 「ZXCV…」列の配置の暗記・完璧に入力できるようにする
- 「ASDF…」 列の配置の暗記・完璧に入力できるようにする
- 「QWER…」 列の配置の暗記・完璧に入力できるようにする
- すべての配置を覚えたかチェックする
一見キーボード配列の暗記なんて無理と思われるかもしれません。
たしかにキーボードをパッと見るとたくさんあるように思ってしまいますが、
覚えないといけないのは、ローマ字「A~Z」までの26個のキーです。
練習の際に、「e-typng」というタイピング練習サイトを使用します。
まずは会員登録をしましょう
まずはこちらのサイトで会員登録を行ってください。
ホームポジションについて
練習を始めていく前に、必ず覚えておいてほしいのが、「ホームポジション」です。
たとえば、テニスをイメージしてください。テニスボールを打ち返したとして、次にどの場所にボールが返ってきても返せる場所にいられるように、コートの真ん中に戻りますよね。
それと同じで、そのコートの真ん中にあたる場所が、
左手は人差し指で「F」
右手は人差し指で「J」
となります。
キーボードで「F」と「J」に触れると、そこだけ突起しているのが分かりますか?
左右人差し指を、「F」と「J」に置いた形が、入力の基本姿勢となりますので、必ず人差し指がホームポジションにあるようにしてください。
注意してほしいこと
これからタッチタイピングを覚えるにあたって、この点だけは必ず守ってください
- スピードよりも正確性を優先すること
- 手元は見ないこと。絶対に画面だけ見てください。
- 出来ればですが、キーをたたくとき、そのアルファベットを声に出してください
1日目:「ASDF」列の配置を覚える
FとJは突起があって、人差し指!っていうのはさっきのホームポジションで習ったから大丈夫だよね!
だから実質、今日覚えるキーは「7個」だけ!
全然難しくないから、軽い気持ちではじめよう!
- イータイピングの「練習メニュー」→「基礎練習」→「練習1」の左手中段という項目をやってください。どの指で入力するかも画面に表示されるので、正しい指で、速度は求めず何度も行ってください。
- 「キーガイド」をOFFにして、正しい指配置で完璧に出来るまで行ってください
- 同じように、今度は「練習1」右手中段をやってください
- 「キーガイド」をOFFにして、正しい指配置で完璧に出来るまで行ってください
- 「練習1」ミニテストをやってください
- 「練習1」ミニテストをキーガイドOFFでできるようになるまで練習してください
キーガイドオフの設定は、こちらから行えます。OFFと表示されていればOKです。
2日目:復習と「QWER」列の配置を覚える
今日はまず、【ASDF】列の「練習1」ミニテストをして、間違いなく完璧にできるようになっているか確認しよう!
- イータイピングの「練習メニュー」→「基礎練習」→「練習2」の左手上段という項目をやってください。どの指で入力するかも画面に表示されるので、正しい指で、速度は求めず何度も行ってください。
- キーガイドをOFFにして、正しい指配置で完璧に出来るまで行ってください
- 同じように、今度は「練習2」右手上段をやってください
- キーガイドをOFFにして、正しい指配置で完璧に出来るまで行ってください
- 「練習2」左右上段をやってください
- 「練習2」左右上段をキーガイドOFFでできるようになるまで練習してください
3日目:復習と「ZXCV」列の配置を覚える
今日の復習は、「練習1」ミニテストをまず完璧に出来るまでやって
次に「練習2」左右上段をやろう!
これらが間違えずに、また指の配置も覚えられていることを確認したら今日のレッスンをはじめよう!
- イータイピングの「練習メニュー」→「基礎練習」→「練習3」の左手下段という項目をやってください。どの指で入力するかも画面に表示されるので、正しい指で、速度は求めず何度も行ってください。
- キーガイドをOFFにして、正しい指配置で完璧に出来るまで行ってください
- 同じように、今度は「練習3」右手下段をやってください
- キーガイドをOFFにして、正しい指配置で完璧に出来るまで行ってください
- 「練習3」左右下中段をやってください
- 「練習3」左右下中段をキーガイドOFFでできるようになるまで練習してください
ここまでおつかれさま!
これで覚えないといけないキーは一通り練習終了!
明日からは、とことん全てのキーを叩き込んでいこう!
4日目:総復習と暗記テスト
まず、下記の「1~3」まで楽勝でできるようになるまで練習してください。
- 「練習1」ミニテスト
- 「練習2」左右上段
- 「練習3」左右上中段
つぎに、すべてのキーを覚えたかどうか、白紙に書いてみてください。
もしくは、このPDFを印刷して書き込んでみてください。
(※書き込むのは、アルファベットだけで大丈夫です。)
キーボード暗記練習シートダウンロード
5日目~:仕上げ
- 「練習4」上中下段ランダムを繰り返し繰り返し練習してください
ここまで頑張ったあなたは、正しい指で正確性の高いタイピングができているに違いない!
あとは、スピードは自然に身についてくるもの。
下手に速くしないとと焦ってしまうと、せっかく覚えた指使いが崩れてしまいかねないから、スピードよりも「正確性」を意識して、ここから先練習していこうね。
まとめ
タッチタイピングで大切なことは、毎日ちょっとずつでも入力する習慣を作ることです。
ある程度自分の癖で入力してしまっている方で、矯正したい人は、苦痛かもしれませんが、1カ月間ぐらい辛抱して、正しい指を意識して練習してみてください。
私も以前は完全自己流だったので、右手の指を遠くに派遣して入力してしまっていました。
でも指使いを変えると、入力作業は苦ではなくなり、ミスも減り、前よりも速くタイピングができるようになりました。
絶対マスターするぞ、という強い信念で、一度挑戦してみてくださいね。
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