この記事の信頼性
MOSとは?
MOS試験の概要
パソコンに関する資格の中では1、2を争うほど有名な資格です。
正式名称は 「Microsoft Office Specialist」で、ワードやエクセルといったマイクロソフトの操作スキルを証明するための資格試験です。
実際、資格といえば有名な「ユーキャン」さんの女性20代と30代の人気講座ランキングTOP6にランクインしているほどに知名度は高く、人気の資格です。
MOS資格は、下記のソフトごとに試験があります。
- Word ワード
- Excel エクセル… 一番取得者が多い
- Powerpoint パワーポイント
- Access アクセス
- Outlook アウトルック
試験の形態
筆記問題は一切ありません。
コンピュータ上で出題される問題に従って操作をしていきます。
試験時間は、50分間です。
どんな人に必要なの?
- これから就職・転職活動しようとしている人
- 就職先は決まっていて、就業前にスキルを身に着けておきたいなと思っている人
- 今まで自己流でエクセルやワードを使っている人
- 事務職などに就いていて、職場でよく使用するからスキルアップしたいと思っている人
- 資格をほとんど持っていないから、なにかしら資格を今すぐ取りたい人
ちなみに、就職・転職活動しようと思っている人の中で、本当に全くパソコンを使うような職種じゃない方は別ですが、大体の職場でパソコンは使う時代です。
また、MOS資格は、比較的短期間で取得することができる資格で、
さらに
合格したかどうかが、試験終了直後に分かり、その時点で履歴書に書くことが出来る資格です。
だから、何かしら履歴書欄が寂しいからとりあえず何か資格を…と考えている人にもおすすめですよ。
資格を取ったらどんなことに有利なの?
就職・転職に有利になるの?
結論から言うと、確実に「有利」になります。
そう断言できる理由は2つあります。
たとえば、あなたが面接官だったとします。
今日同じ大学出身の2人の学生が面接を受けに来ることになりました。
しかし採用枠は1人です。
この2人の選考に悩んでしまった時、ふと資格欄を見ると、二人のうち1人はMOSのExcel資格を取得していました。
最近、「若者のパソコン離れ」という状況があって、パソコンを使える人が減っていますので、エクセル使えますという証明がある方を、あなたは採用したくなると思います。
そして2つ目の理由についてですが、
面接の場面でよく聞かれる質問があります。
「エクセルどのぐらい操作できますか?」
この質問に対して、あなたが資格を持っていたら、資格を持っていることをきちんとアピールできますよね。
これらの意味で、確実に有利に働くこと間違いなしです(^^♪
就職に有利になる理由1)同じ条件・レベルの人が来た時に採用される確率が上がるから。
就職に有利になる理由2)面接の時に、自分のパソコンのレベルをきちんとアピールできるから。
MOS資格の難易度と学習時間の目安
エクセルと、ワードの2科目だけ、「一般レベル」と、「上級レベル」の2つに分かれています。
まず「一般レベル」がどのようなレベルなのかというと、下記の表を見てみてください。
一般レベルについて
「Word2016一般レベル出題内容」
「Excel2016一般レベル出題内容」
これらの内容のイメージができた人は、余裕で取得できます。2~3週間勉強すれば全然大丈夫だと思います。
しかし、まったく書いている意味が理解できないと思った方、そもそもソフト自体使ったことが無いという人は、1カ月半ほどしっかり学習した方が良いです。
上級レベルについて
こちらも出題内容を見て頂くのがイメージしやすいと思います。
「Word2016上級レベル出題内容」
「Excel2016上級レベル出題内容」
特徴的な機能で言うと、ワードだと「差し込み印刷」や「索引」、ワードだとあまり馴染みのない「マクロ」の作成が登場。
エクセルだと「ピポットテーブル」データ分析系だと「ゴールシーク」や「財務関数」などが登場します。
すでに一般レベルを取得した人なら、1カ月ほど学習して頂ければ取得できると思いますが、MOSを始めて取得する人が早速上級レベルを取る、というのはあまりオススメしません。
というのは、一般レベルと上級レベルの試験範囲は重複していないからです。
一般レベルなら一般レベルで学習してほしい内容があるし、上級は上級で知らない機能をたくさん学べます。
だから、ある程度スキルあるから上級だけ取ればスキルの証明になる!というような思いで上級だけを目指すのではなく、まずは一般レベルを取得してから、上級レベルを取得した方が、あなたにとって、確実に勉強になります。
合格率は?
公式サイトでも合格率は公表されていません。
ちなみに試験は1000点満点中、550点~850点の範囲が合格の目安となります。
その時々で出題される内容は違いますので、その問題のレベルによって合格点が変動します。
受験費用はいくら?
一般レベル
上級レベル
2010のバージョンの資格試験は、2020年3月末で終了しますので、ここには記載していません。
また、上級レベルのWordとExcelについては、Part1とPart2の2つそれぞれで受験して合格しなければ認定証は発行されませんので、ご注意ください。
受験の申込方法と試験会場について
① 全国一斉試験
公式サイトから受験の申し込みをします。
毎月1~2回、日曜日に実施されています。
全国一斉試験では、試験時刻と、試験会場を指定することができません(地域の指定はできます)
② 随時試験
試験会場として認定されたパソコン教室や専門学校での受験となります。
全国一斉試験と違うのは、自分で直接、その試験会場に問い合わせて試験日時を決めるという点です。
曜日も時間も、その会場次第です。
こちらから、随時試験を開催している会場を探すことができますよ。
勉強方法
独学
パソコンに触り慣れている人…といってもイメージわかないですよね。
たとえば分からないことがあったときにGoogleで検索して自分で解決できる人なら、独学で十分大丈夫です。
独学で勉強するなら、この参考書が必須です。
FOM出版 よくわかるマスター MOS Word(もしくはExcel) 2016
2,200円
対策テキストに、模擬試験5回分がついています。テキストを隅から隅まで把握し、模擬試験を繰り返し繰り返し受けてください。
このテキストが終わって、まだちょっと不安だなと思った人は…
MOS攻略問題集 Word(もしくはExcel) 2016 1,980円
こちらの問題集も一通りやると安心です。
この問題集にも模擬試験がついていて、FOM出版の模擬試験とは、少し問題の出し方が異なっているので、「こういうパターンもあったのか!」と勉強になります。
この2冊は確実に、満遍なく勉強すると良いです(*'ω'*)
教室に通う
家で勉強できる自信が無い人や、パソコン初心者さんは、パソコン教室に通うのが良いでしょう。
少し金額は高くなりますが、資格取得できるまで講師がサポートしてくれますし、その教室が試験会場であれば、受験の申し込みなどもスムーズですし、慣れ親しんだ環境で受験ができるので安心です。
通信教材を利用する
ユーキャンなどでの受講のことですね。
教室に通うには値段が高いし、完全独学だと自信が無い、という中間の方にお勧めです笑
ただ、パソコン教室なら、分からないことがあったら、その場で教えてもらえるという利点があります。
その点すぐに尋ねられる人がいませんので、ある程度パソコンに触っている人が選択する分には、通信教材は良いと思います。
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